情報公開の請求がオンライン化へ、あわせて請求に手数料がかかるように
どんな議案?
桑名市では、誰でも市の公文書(会議の資料や決裁の書類など)を「見せてください」と請求できます。これを情報公開請求といい、そのルールを定めているのが「桑名市情報公開条例」です。
今回の議案は、この条例を次の2つの目的で変えるものです。
- デジタル化で、請求や受け取りを便利にする
- 費用の負担を公平にする(市の説明)
実施は令和9年4月1日からの予定です。
何が変わるの?
1. 請求そのものに手数料がかかる
- 今: 請求するのは無料
- 改正後: 請求するとき 1件300円(オンラインで請求する場合は200円)
同じ決裁の書類など、つながりの深い複数の文書は、まとめて1件として数えます。
2. 見る・受け取るときの費用(開示実施手数料)
これまでは主に「コピー代」だけでしたが、見る・受け取る方法ごとに費用が決まります。
- 紙の書類を見る(閲覧):100枚ごとに200円
- コピーをもらう:1枚10円(カラーは50円)※今と同じ
- データをオンラインで受け取る:1ファイル100円(紙の書類をデータにした場合は200円)
ただし、この費用は合計200円までは無料で、200円を超えたときは、超えた分だけを払います。
3. その他の変更
- オンラインでの受け取りなど、デジタルでの開示方法をはっきり決めます
- 市は、デジタル技術を使って手続を便利にするよう努めなければならないと定めます
- 請求する権利を乱用してはいけないという決まりを加えます
- 請求を取り下げても、手数料は原則として返ってきません
- 開示の連絡から30日たっても受け取りに来ない場合は、開示が済んだものとみなします
私たちの暮らしへの影響
- たまに請求する人:1件300円(オンラインなら200円)が新たにかかります。少しの枚数を見たり、データで受け取ったりする分は、合計200円までは無料です。
- オンラインを使える人:窓口に行かずに請求・受け取りができ、請求手数料も100円安くなります。
- よく請求する人(記者、研究者、市民団体など):請求の件数に応じて費用が増えます。
いろいろな意見
賛成の立場から考えられる意見
- オンラインで請求・受け取りができれば、時間や交通費の負担が減る
- 請求の手数料額(1件300円、オンライン200円)は、国の情報公開制度と同じ水準
- 大量の請求に対応する市の事務コストを、利用する人にも一部負担してもらうことで公平になる
心配の声として考えられる意見
- 情報公開は、市民が市政をチェックするための大切な仕組み。費用がかかると、請求をためらう人が出るかもしれない
- 請求自体を無料にしている自治体もあり、市民にとっては負担が増える
- これまで無料だった「見るだけ」にも費用がかかる場合がある
- 取り下げても手数料が返ってこない
今後の流れ
この議案は、令和8年第3回定例会(9月議会)に提出されました。桑名市議会で審議され、可決されると、令和9年4月1日から新しいルールが始まります。それより前に出された請求には、今のルールが適用されます。
出典